『ステップ』(重松清) のみんなのレビュー・感想ページです(182レビュー)。作品紹介・あらすじ:結婚三年目、妻が逝った。のこされた僕らの、新しい生活-泣いて笑って、少しずつ前へ。一緒に成長する「パパと娘」を、季節のうつろいとともに描きます。

重松 清『ステップ』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。

その娘の成長と合わせて、義両親や義兄家族との微妙な関係、距離感の中、強く、優しくなっていく物語となっています。

父親である「僕」の目線で物語が描かれているのですが、意外と冷静で、どちらかと言うと独り言がそのまま本になっているような感じで、またその独り言が優しい。 小学校に上がると母の日に母の似顔絵を描かせようとする担任の先生。 だから朋子も常に一緒に手を繋いでいる。 小説でこんなに泣いたのは久しぶりかもしれない。

彼らの気持ちも切なかったり…淋しかったり…。 物語自体は良かった。 亡くなった人を想う時間や思い出す事が、少しずつ少しずつ少なくなってゆく。 もちろん亡くなった妻もだ。 そんな中、健一が新しい一歩を踏み出す物語。

素晴らしい愛に満ち溢れた物語だった。, 泣いた。

残された娘との二人三脚。

残された者たちは死と言うものをどう乗り越えていくのか。

誰もがいつかは経験するだろう。 「過ぎていく時間の中で、哀しみや寂しさと付き合っていかなければいけない」と感じました。

1歳半の娘を残して亡くなってしまった母の気持ちを思うといたたまれない。 二人の寂しさに寄り添ってくれるのは自身も何らかの喪失を経験したことのある人達で、解ってくれない人達は二人を簡単にくくって傷つけてしまう。 健一と美紀はママが亡くなった悲しみを忘れるのではなく、悲しみと付き合ってきたからこそ、強くいきてこれたんですよね。 簡単にくくってしまえるものなんて何もない。決めつけたり、侮ったりしないで誠実に生きよう、向き合おう。この小説の人達のように。 一歳半の娘を残してこの世を去った妻、朋子。 取って付けたような人情話じゃなく、男やもめのどちらかというとありふれた題材であるのに ラスト重松さん節だなあ、この熱い涙がこぼれ落ちる感じ。でも比較的明るめかな?4連休最終日夜のお供, (大学図書館) 妻である朋子を失った悲しみが、「僕」をつくる。 美紀を幸せにする─  映画化されると聞き手に取った。妻に先立たれた夫と幼い娘の物語。家族の形にこだわらなくとも良い。そう思える。重松さんの作品はやはり優しさにあふれている。 何回笑っただろう…

語り手である父と子、そして亡き妻の家族の物語。残された人たちの思いと愛情と悲しみが、それぞれの成長とともに丁寧に描かれる。読んでいるこちらも、いろんなシーンで涙が出てしまう。 結婚3年目に妻を突然失った父子家庭のお話。そのこと以外は特別な事件に巻き込まれる訳でも、何か特別なことが起こるわけでもないごく普通の家庭。 それがみんなの願い。

愛する家族を失う哀しみ。

いい本です。 ストーリとしては 皆がとても優しくてあったかい。 9作の連作になっています。 そんな思いと、シンプルに妻を忘れられず「僕」は再婚できずにいた。

結婚三年目、妻が逝った。のこされた僕らの、新しい生活-泣いて笑って、少しずつ前へ。一緒に成長する「パパと娘」を、季節のうつろいとともに描きます。美紀は、どんどん大きくなる。, 結婚後 3年目で奥さんを亡くし、小さな子どもと一緒に成長していくお父さんのお話。

・「悲しみや寂しさは、消し去ったり乗り越えたりするものではなく、付き合っていくものなのだとー誰かが、というのではなく、僕たちが生きてきた日々が、教えてくれた。」

お父さんと一人娘の美紀ちゃんの物語。 家族という血の繋がりが紡ぐ集合体。

・「一所懸命なひとがいる。不器用なひとがいる。のんびりしたほうがいいのはわかっていても、それができないタチのひとがいる。いいじゃないか。みんなとは違う。悪くないじゃないか。がんばって、つい夢中になって、みんなからはずれて、はぐれてしまう。ときどき意地を張りすぎたり、みんなのもとへ帰るタイミングを逃したりする。それもいいじゃないか。」 果たして再婚しなければならなかったのか。 https://fuksi-kagk-u.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=845472, よくあるパターンのお話…では、あるものの、様々な人間模様があったかくて、さすが重松清〜(敬称略)!という感じ。最後は涙ボロボロ。そういえば、登場人物が皆良い人。すごいなあ。, 娘が生まれて小学生となるまでの、父と娘の話ですが 文章は勿論とても素晴らしく、 切ないけれど心温まる素敵な作品でした。, 父と娘、二人の家族のお話が父親の視点で描かれる。保育園時代から小学校卒業までの美紀。それはもう、女の子の可愛いところが満載なのです。娘、美紀のことが他人と思えなくなり、何とか力になれないかとげんこつを握りそうになった。重松さん、ほんとに上手いですね。わかってても涙が出ちゃうのがちょっと悔しくもある。世間一般の型通りでない家族の、周囲の人たちや社会の中でのあり方が書かれ、心に残った。また、ある登場人物が、過ぎ行く人生を回想する所がよい。なんともせつない気持ちになったし、人の一生に思いを巡らせられ、読んで良かった。, 重松さんの作品はいつも涙がこみあげてくる。今回こそはと意気込んで読み始めたものの、美紀ちゃんの成長を見守る優しい登場人物たちが織り成す物語にそしておじいちゃんとのくだりに涙が。

有難いと思いながらも少しの鬱陶しさを感じる亡くなった妻の父母との付き合い。 重松 清『ステップ』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約482件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。 沁みます。。。, 良かった 「悲しみや寂しさは、消し去ったり乗り超えたりするものではなく、付き合っていくものなのだ・・」 「永遠の不在」と向き合いながらお互いに思い合う、残された家族の物語。

しみじみと、とても良いお話でした。, 重松清の小説は、穏やかな言葉で文章が綴られて説得力があります。妻に先立たれた「僕」と幼い娘が、周りの優しさに支えられて成長していくストーリー。家族とは、命の現場なのだとあらためて考えました。, 結婚3年目、30歳という若さで、朋子は逝った。男手一つで娘・美紀を育てようと決めた「僕」。娘の幼稚園入園から小学校卒業まで、ふたりの道のり。亡き妻の両親や義兄夫婦との絆。あたたかくて不器用で一生懸命な家族のかたち。 もし再婚すれば、義父母や兄夫婦との縁は薄れてしまい、悲しむだろう。

悲しみを胸に少しずつ「育って」いくパパと娘の物語。

結婚三年目で妻を亡くした父と残された1歳半の娘の話。 でも、新しいお母さんになる必要はあるのか。 それを優しく教えてくれた気がしました。 人生全体について語られているような気がしました。 ・「目の前の今日を、あたふたしながら生きているだけだ。」 義父母、義兄夫婦 本当に素敵な本をありがとうございます。, 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。 「2020年 『ルビィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」. でも何かで不意に思い出した時、その衝撃がとても大きいのですよね。 「僕」は娘の美紀と一緒に親子二人三脚で進んでいくことに間違いはないのだけれど、もう少し正確に表現するなら家族みんなと手を繋いで、だろう。 お父さんの心情がすごくよく表現されています。

年齢を重ねていくと、その愛おしさが胸に沁みる。 なんか読後のいまなら「ありがとう」って、素直に言える気がする。 感じられてとても良かったです。

母親を知らない娘の辛さ。 恋人の存在はいい。 いや、乗り越えていくという表現は少し違う。

当然、ハートフルな暖かい物語です。

男手一つで娘を育てる物語。

凄く暖かな、そして素敵な家族の在り方を感じた作品でした。, 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。

『ステップ (中公文庫)』(重松清) のみんなのレビュー・感想ページです(137レビュー)。作品紹介・あらすじ:結婚三年目、突然の妻の死。娘と二人、僕は一歩ずつ、前に進む――娘・美紀の初登園から小学校卒業まで。「のこされた人たち」の日々のくらしと成長の物語。 美紀の2歳から12歳の小学生卒業までの健一と周りの暖かい人たちとの物語。

妻を亡くしてシングルファザーとなった健一と娘美紀。 ・「悲しみを胸に抱いたまま生きていくのは、決して悲しいことではない。そのひとがいないという寂しさを感じる瞬間は、そのひとのいない寂しさすら忘れてしまった瞬間よりも、ほんとうは幸せなのかもしれない。」, 結婚三年目、三十歳という若さで、朋子は逝った。 家族を大切にしたいと思わせる物語。 それ以上のものを自分の子供には与えてやりたい。

あまりにもあっけない別れ方だった―。

書きとめておきたい一説。"悲しみを胸に抱いたまま生きていくのは、決して悲しいことではない。そのひとがいないという寂しさを感じる瞬間は、そのひとのいない寂しさすら忘れてしまった瞬間よりも、ほんとうは幸せなのかもしれない。"

愛する家族を失う悲しみ。誰もがいつかは平等に通るその道をどう乗り越えていけば良いのか、答えをくれたような気がした。 「2020年 『ルビィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」, https://fuksi-kagk-u.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=845472. きっと私もそうなんだろうなと辛かった。 結婚三年目、突然の妻の死。娘と二人、僕は一歩ずつ、前に進む――娘・美紀の初登園から小学校卒業まで。「のこされた人たち」の日々のくらしと成長の物語。, R2.4.17 読了。